「不登校の学生」への家庭訪問その他支援
基本的にはご自宅に伺って精神科ソーシャルワーカーとして対面カウンセリングを行います。自宅訪問が行えない場合はリモートその他相談の上行います。
この仕事は4年前にお世話になった民間団体で始めて、昨年からは独立しフリーランスで行っています。
私の自宅が岡山県の倉敷市なので、そこから自家用車もしくは公共個通機関で常識的に移動可能な岡山県南及び周辺地域が訪問対象です。
主な対象は学校に行きづらい「現在不登校の学生」、「発達障害のある学生」、「強い不安障害、対人恐怖気味のある学生」などです。「(本人・家族から見て)強くそう思う」ならば医療的な診断は必要なくても相談に乗れます。
利用時間は1回1時間30分~3時間くらいです。イベント参加や遠方に外出する場合は3時間以上のご利用も可能です。現在受け持っている生徒は、1回1時間半から3時間くらいの訪問がほとんどです。
カウンセリングといっても話すだけではないです。メンタルケアをしながら一緒にゲームをしたり、生徒の趣味を一緒に全力で遊んだりもします。時にはそうじをしたり、自宅を出て外で運動をしたり、買い物や公共の場での各種手続きの練習なども行います。時間と予算が可能なら遠方への外出同行も可能です。
しかし医療職ではないため診断書を書いたり処方箋を書いたりはできません。その代わり長い時間一緒にいることができます。それは家族とも話せず孤立している人にとっては価値あることかもしれません。
目的は「生きづらさ」を少しでも解消すること。そして自分らしく自立して生きていく力を養うことが目標です。
不登校で生徒本人が学校に行きたい場合できる限り復学のサポートはします。ですが不登校支援は必ずしも学校に行くことが最終目標とは限らないです。
私は中学から不登校気味で、本当は学校には行きたかったけど高2で復学できずに自主退学となりました。ですがその後さまざまな経験をして大学はストレートで卒業しています。もし高校をいやいや通学したとしても、受験勉強どころではなく、追い詰められて生きることをあきらめた可能性さえあります。
道は一つではないのは確かです。いろいろとできることはあるはずなのでとにかく焦らず一緒に考えましょう。「焦らないこと」は本人だけでなく家族や支援者も同様です。
私はフリーランスなので事務所がない代わりに時間や場所にとらわれることなく一人で活動できます。フットワークの軽さが強みです。
もちろんボランティアではありませんので訪問費用はかかりますが、固定の事務所は持たず個人で行っているため、同業の民間業者より比較的安価にサービスを行えます。
短所は明確で基本一人で行っているので限界があります。病院やクリニックと違い長い時間訪問をするため、同時に受け持てる定期訪問の数は15件くらいです。
訪問支援は車を運転して行きますが遠方過ぎると物理的に行くのが難しくご希望に添えない可能性があります。
遠方の場合は訪問ではなくZOOM等でのリモートカウンセリングになると思いますが、私の強みは減るかもしれません。それでもよければ相談のうえお引き受けします。
もちろん私と相談者の相性が悪ければ相談継続は難しいです。また現状ではその際他のスタッフもいないため、知り合いの他業者を紹介するか、調べて他のサービスに繋げる形になると思います。
この辺りはフリーランスの弱みですが、「子供のために他の相談サービスをいくつも利用したが、残念ながらうまくいかず途方に暮れている」方こそ、最後の駆け込み寺感覚で一度お気軽にご相談ください。